意識を失ったゾロが心配で、食事が3度しか喉を通らない覇王食の覇気の使い手ゾリラバです、こんばんは。
昨日は、ゾロの新技“鬼気九刀流阿修羅抜剣亡者戯”が覇王色の覇気の顕現ではなく、超強力な武装色の覇気ではないかと書きましたが、その考察の続きをルフィの戦いへの期待とともに書いていきたいと思います。
以下、今週の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。
覇王色の覇気の持ち主
ONE PIECE世界の神である尾田っちが以前語ったことによると、ルフィ、ゾロ、サンジの得意な覇気はそれぞれ、覇王色、武装色、見聞色でした。
ルフィはもちろん3つとも使えますが、ホールケーキアイランド編ではカタクリとの闘いで見聞色を進化させ、ワノ国では「流桜」を習って武装色の覇気を進化させました。
で、今週はいよいよ、数百万人に一人と言われる「覇王色の覇気」のお話。
昨日、「麦わらの一味の覇王色の覇気の持ち主は、ルフィ一人でいいかも」「ゾロはルフィの唯一無二の相棒でいてほしいけどルフィを越えなくていい」と書きました。
でも、考えてみれば海賊王の右腕だったレイリーが覇王色の覇気の持ち主であり、四皇ビッグ・マムのとこのカタクリも覇王色の覇気の持ち主なんですよね。
新世界ではインフレ気味なくらいにたくさん覇王色の覇気持ちが登場していることを思うと。
いずれ海賊王になるであろうルフィの「唯一無二の相棒」でいるためには、覇王色の覇気「くらい」持っていて当然なのかもという気がしてきました。
今のところ判明している覇王色の覇気の持ち主って、何人いるんだっけ?
前にどこかで数えた気もするけど改めて順不同で(ゾリラバが思い付いた順で)挙げてみましょう。
① ルフィ
② ロジャー
③ レイリー
④ 白ひげ
⑤ シャンクス
⑥ おでん
⑦ センゴク
⑧ カイドウ
⑨ ビッグ・マム
⑩ カタクリ
⑪ キッド
⑫ エース
⑬ チンジャオ
⑭ ハンコック
⑮ バレット
⑯ ドフラミンゴ
確定してるのは16人ですかね。
インフレ気味とはいいながら、やはりこうして並べてみると、“王たる資質”にふさわしい大物揃いです。
カタクリ、バレット、キッドあたりが持ってるならゾロも持ってておかしくないかなぁ。
カタクリは間違いなくビッグ・マム海賊団で四皇リンリンに次ぐ最強でしょうし、バレットは“鬼(ロジャー)の跡目”と呼ばれた怪物ですし、キッドはまがりなりにも2年前にシャボンディ諸島に集った超新星では最高の懸賞金額を誇った船長です。
とはいえ、ゾリラバのゾロ(あ、久々に野心出ちゃった)だって、世界一の大剣豪になる男ですからねー。
本人は何度も否定していますが、無自覚なだけなの!?
これだけゾロの覇王色を匂わせるのは、ホントに期待していい伏線なの!?
尾田っち、信じていいの!?
うーむ。
なんだかゾクゾクしてきました。
覇王色の覇気をまとうということ
今日は主にルフィの闘いについて書こうと思っていたのに、前振りのはずのゾロ語りがまたも長くなりましたが。
カイドウの金棒をくらってルフィが悟ったこと。
それは
「覇王色」も……まとえるんだろ……!?
ふむふむ。
なるほど。
その後、ルフィが触れずにカイドウを圧倒し、とうとうカイドウがひっくり返る場面が描かれました。
つまりこの黒い細い雷みたいのが「覇王色」をまとうという描写なわけよね。
ローがその様子を見て「触れてねェ…!!」とつぶやく様子は、ロジャーと白ひげの激突を見ておでんがつぶやいた時とそっくり。
あの時も、黒い細い雷が効果的に描かれてました。
覇王色と武装色と流桜
なるほどーと思いつつ、ちょっと今週よく分からなくなったことがいくつかあります。
まず、覇王色を「まとった」攻撃は、触れずに倒す武装色の覇気とどう違うのかということ。
次に、冒頭に書いたワノ国の覇気「流桜」は武装色の覇気だけでなく、覇王色の覇気も含むのかということです。
この2つの疑問の答えはひょっとしたら合い通じるのかも。
最初の疑問について、たとえばレイリーは、武装色の覇気の説明をしながら、「見えない鎧」のイメージだと語り、それを攻撃に転じた場合として、手を触れずに巨大なマンモスを倒していました。
頂上戦争で当時の三大将が手を掲げて白ひげ海賊団の攻撃を弾いてみせたのも、武装色の覇気の「見えない鎧」だと思われます。
つまり武装色の覇気でも「触れずに」倒すことはできるわけです。
もうひとつの疑問については、今回ルフィは「覇王色はまとえるもの」と察するまでに、何度も「流桜」の師匠であったヒョウ五郎の言葉を思い出しています。
これまで「流桜」=「ワノ国版武装色の覇気」だと思っていたけれど。
今週のルフィの覇王色ステージアップに至る文脈から考えると、ヒョウ五郎の台詞の「まとった覇気は敵の内側から破壊する。力むのではなく“覇気”を拳に流すのだ…!!」というのは、覇王色の覇気を説明しているのでしょうか。
つまり「流桜」の進化段階としての「外に大きくまとう覇気」というのは、覇王色の覇気のこと?
うーん、よく分かりません。
でも、覇王色の覇気を持った者のうち、更にカイドウの言う「ひと握りの強者」だけが、覇王色の覇気を「まとう」ことができるという超レアな存在だということは分かりました。
その稀有な存在である我らがルフィが、悟りを開いてすぐにカイドウを圧倒する様子は、余計な背景を全て取り去った印象的なコマ割になってますね。
ギリギリの戦闘の中で見聞色を瞬く間に開花させたカタクリ戦のように、覇王色をまとってカイドウを圧倒するルフィが、次回は見られるのでしょうか。
ゾロの状態と合わせて、2週間後が待ちきれません!!!