明日はワンピース原作が休載だということにさっき気づいて意気消沈した日曜のゾリラバです、こんにちは。
こんな「ずーん」な日はアニメを熱く語って自家発電しましょう。
今週のアニメワンピースは、オリジナルシーン満載の愉快な回でした。
大好きなお玉ちゃんの活躍も見られて大満足。
早速感想、いってみましょう。
今日放映されたアニワン♯1038は、原作では第1016話後半から第1017話前半の内容になります(一部第1015話の内容も含まれます)。
ナミのネーミングセンス
ナミのクリマタクトに入り込んでしまったゼウスが、ナミに新しい名前を付けてほしいとおねだりしたのは、ビッグ・マムにつけてもらった名前を捨てて、心機一転、ナミと一緒に戦おうと考えたからでしょうね。
でも。
ナミが考えた新しい名前は「わた」。
現実主義で物質主義で写実主義?のナミがつける名前は、いつも見たまんまです。
ラクダに「マツゲ」、カニに「ハサミ」という名前をつけたように。
英雄の名とか神話の神様とか伝説上の生物とか、そういうロマンあふれる“おされ”な名はつけません(笑)。
でもナミさんが自信たっぷりに付けてあげた名前は、どうやら本人に却下されたようで。
おいらは「ゼウス」‼︎
と改めて敵に名乗りをあげるゼウスがじわっと可笑しい。
そんなドジで優柔不断なゼウスですが、ナミとの共闘で見せた“雷霆”は、ついに頑丈さを誇る恐竜の能力者のうるティを倒しましたね。
ハートの海賊団のルフィ救出作戦
海の底に沈んでいくルフィを、ハートの海賊団留守番組のジャンバール達が救出するアニメオリジナルシーンは、なかなか愉快でした。
原作の最新話でもハートの海賊団が注目を集めていますが、時を同じくして原作では端折られたハートの海賊団の活躍がアニオリでガッツリ描かれたのは偶然でしょうか。
留守番チームで司令塔になっているのはジャンバールのようですね。
さすがは元船長です。
ルフィに巨体の全体重をかけて水を吐かせるという判断もさすがです(そうか?)。
ハートの海賊団のクルーは、2年前に入ったばかりのジャンバールは別として、ほとんどが北の海の生物の名前になっています。
シャチ、ペンギン、クリオネ、イッカクなどなどですね。
今回のアニメで舵を握っていたのはハクガン。
白顔と白雁(北の海の渡鳥)を掛けた尾田っちらしいネーミングだと勝手に思ってます。
そしてコミックス83巻のSBSでルフィとの同盟に反対したクルーとして名前が挙がっていたイッカク(くりくり髪の女性)が、ルフィの救助に一生懸命になっているのが胸熱!
クリオネ(尖った帽子の男性)は「もう死んでんじゃね?」と悲観的でしたが。
ハートの海賊団のロビン的存在?(笑)
お玉の覚悟と決意
今週のアニメワンピースの主役は、何と言ってもお玉ちゃん。
本当にお玉ちゃんの心の強さと健気さが十二分に描かれてましたね。
お玉ちゃんは、ルフィ達がワノ国に来るまでは、隠れ里で師匠の天狗山飛徹とひっそり暮らしていたわずか8歳の普通の女の子です。
モモの助のようにワノ国を背負っているわけでもない。
でも、自分も戦いたい、少しでも戦力になりたいと、危険を顧みず鬼ヶ島の恐ろしい戦場に乗り込んできたわけです。
そのお玉ちゃんの武器は、頬から出したきびだんごを食べた者を従えることができるキビキビの実の能力。
早くから家来になったスピードやガゼルマン、ダイフゴーの力を借りて、鬼ヶ島の敵のうちギフターズ達にきびだんごを食べさせていたお玉ちゃんですが。
ようやく主人として家来達に命じることが出来ました。
ルフィやモモの助の味方をしてカイドウをやっつけろと。
キビキビの実の能力
ひとつだけアニオリで違和感があったのは、お玉ちゃんの号令直前に、鳥のギフターズがお玉ちゃんに襲い掛かろうとしていたこと。
お玉ちゃんが号令をかけないと、「ルフィに味方する」とか「カイドウに逆らう」という行動を起こさないのはわかるんですが。
キビキビの実を食べた時点でお玉ちゃんの家来にはなっているわけだから、直接ご主人様に危害を加えようとするとは思えないんですよね。
つまり号令はあくまで特定の行動を起こさせる号令であって、「御主人と家来という関係にするトリガー」のような描かれ方は、ひひ丸やスピードが家来になった時の描写などからしてもちょっと違う気がします。
それにしてもブリスコラの寝返りのシーンは面白かったわー。
さすがに「おれの拳inゴリラパンチ」が2回も出てきた時は
アニメスタッフさん、どんだけブリスコラ推し⁉︎
と思いましたが、寝返った後に
“forご主人様”
がついたのは思わず爆笑。
カイドウvsヤマト
ルフィを倒しモモの助としのぶも海に落とした屋上のカイドウのもとへ、単身たどり着いたヤマトは今週も熱かった!
カイドウの「ここがワノ国だから居座っている」という意味深な発言については、原作を読んでいる者が語るとネタバレになりそうなのでスルーするとして。
ルフィやモモの助は死んだと言い、「戦う気なら守るべきものをしっかり守れ‼︎」というカイドウに対し、ヤマトが答えたアニメオリジナルのセリフがカッコよかったです。
ルフィやモモの助君は守るべきものじゃない‼︎
共に戦う同志としてのルフィやモモの助に対する信頼が熱いですね。
そしてカイドウをワノ国から「叩き出す」というセリフの補足として「どこででも海賊はできるだろう」というセリフも良かった。
ヤマトが父親を心底殺したいと思っているわけではないことが分かるし、その後のカイドウの「ワノ国だから居座っている」というセリフも生きてきます。
こういうちょっとしたアニオリ、グッとくるわー。